・・・ここまで書くと、「出来高制はすばらしいじゃないか!」と感じるかもしれませんが、出来高制には大きなマイナスポイントがあるのです。
・短期的な考えしかできなくなる
半期ごとに結果を出さなければならないので、先に向けた蓄積などがやりにくくなります。たとえば製品開発などのように、企画〜開発〜販促と、長い時間がかかるものにチャレンジしようという話題が出ても、「そんなことに時間を使ったら、今期分がプラスにできない」と反対されるようになります。・出費を過剰に抑えたがる
荒利を増やすためには、収入を増やすか支出を減らすかですから、出費は非常に気になるようになります。良いことでもありますが、本来は効率を考えてマシンを1台買えば良いようなときに、「自分のボーナスが減るくらいなら我慢して・・・」となるのです。あるいは、お客さんとコミュニケーションがうまく行かないときにも、訪問して話し合えばすむことなのに、「出張費が・・・」となります。・社内での連携にも影響が出る
事業部間での連携もぎくしゃくしたものになりやすいもので、会社全体としてこういう連携をしよう、と考えても、「それには今期分でこれだけのお金をこちらに回してもらえなければ引き受けられない」となったりします。・メンバー同士もぎくしゃくすることも
人件費はソフトウェア開発ではもっとも大きな割合を占めますから、「あいつがいるからプラスにならない」「新入社員など要らない」という、短絡的な感情が生まれてしまうこともあります。